「幸せな人は仕事ができる」とは

今朝の朝刊、毎日新聞のコラムより。

働き方改革=第一生命経済研究所特別顧問・松元崇

http://mainichi.jp/articles/20160818/ddm/008/070/065000c

 

引用する。

東京工業大学の矢野和男氏によれば、幸せな人は仕事ができる。幸福度が高い人は、単純作業でも10〜20%生産性が高く、創造性が求められる業務ではその差は300%にもなるとのこと。 

 この部分だけを読むと、幸せと仕事ができるか、の因果関係は分からない。次の部分はこうなっている。

働き方を改革し、ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方を実現していくことが重要なのである。

「働き方を改革」すること、「ワーク・ライフ・バランスのとれた働き方を実現」することが重要であると言っている。つまり、ライフにおいて幸せになることが、ワークを上手くやることにつながる、と考えられているように思う。

ライフが幸せであれば、仕事ができるのだろうか。仕事ができるからライフも幸せになっているのではないか。単純作業や創造性が求められる仕事をうまくこなせる人ならば、自分のライフも上手くこなして、幸福を得ているのではないか。

物事を上手に進めていく能力は、自分の人生に大きく影響すると、最近考えていたから、読んでいてかなり引っかかった。